認知機能の中の記憶力が低下すると、大切なもののしまい場所がわからなくなり、不安で落ち着かなくなるおそれがあります。

歩行能力が低下した場合、買い物など行きたいところに行けなくなってしまいます。

施設に入所している場合、「1人で歩いたら転倒するので危険である」と施設から判断されると、常に誰かの付き添いが必要になります。

ムセて誤嚥する心配がある場合、飲みこみやすい嚥下食（きざみ食やトロミのついた飲み物など）になり、自分の好きなものが食べられなくなる可能性があります。

手指の力が弱くスプーンも持てない場合、「食べさせてもらう」ことになります。

両手で手すりにつかまっていないと立っていられない場合、ズボンや下着を上げ下げしてもらう必要があります。

トイレに行けないほど身体機能が低下した場合、ベッドに寝たままでおむつ交換を受けることになります。

浴槽をまたげなくなったり、浴槽から立ち上がれなくなった場合、シャワー浴しかできなくなるおそれがあります。

施設に入所したら、自分の好きな時間に入れなくなってしまいます。

服の着方がわからなくなってしまい介助が必要になった場合、お気に入りの服が着られない可能性があります。

片腕が骨折したり麻痺してしまった場合、簡単に着られる服しか着られなくなります。

利き手が骨折したり、麻痺した場合、十分に歯が磨けなくなり、虫歯や歯周病の危険性が高くなる可能性があります。

また、片手で顔を洗わなければならず、時間がかかったり、きれいに洗えなかったりする可能性があります。

認知機能が低下してしまい、お金を自分で管理できなくなった場合、貯めてきた財産を自由に使えなくなります。